どの伝票が、どのプリンタから出るか
「メインのプリンタ」という考え方はありません。チェックを付けた全台から同時に出ます。伝票ごとの決まり方と、キッチン伝票だけにある厨房の振り分けを説明します。
どの伝票が、どのプリンタから出るか。
ロッキーレジには「ふだん使うプリンタ」という考え方がありません。伝票ごとに「この伝票を出す」とチェックを付けた全部のプリンタから、同時に1枚ずつ出ます。2台にチェックを付ければ2台から出ますし、3台なら3枚です。
- 登録-1登録は2段階。ここでつまずく人がいちばん多い〔+ 新規プリンタ追加〕で入れるのは、プリンタ名・IPアドレス・用紙幅などの機材の情報だけです。この画面には「どの伝票を出すか」の欄がありません。登録が終わったら一覧に戻り、そのプリンタの行の〔伝票割当〕を押して、出したい伝票にチェックを付けてください。ここを飛ばすと、テスト印刷は成功するのに営業中は1枚も出ない、という状態になります。操作管理画面→〔プリンタ機材〕→〔+ 新規プリンタ追加〕→〔登録〕→一覧に戻る→行の〔伝票割当〕→出す伝票にチェック
- 登録-2いくつ付いているかは、一覧の数字で分かる〔伝票割当〕のボタンには「3/11」のように数字が出ます。左が付けたチェックの数、右が伝票の種類の数です。「0/11」のままのプリンタからは何も出ません。一覧をひと通り見て、0のプリンタが残っていないか確かめてください。操作管理画面→〔プリンタ機材〕→一覧の〔伝票割当〕の数字を見る
- 登録-3同じ伝票を2台に付けてよい会計伝票をレジ横と事務所の2台に付ければ、会計のたびに2枚出ます。どちらかが「控え」になるわけではなく、同じものが2枚出ます。〔伝票割当〕の中には「他: プリンタA」のように、同じ伝票を出す他のプリンタの名前も出ます。意図せず2枚出ているときは、ここを見てください。
伝票の種類で、決まり方が違う。
「厨房の担当分け(ステーション)で振り分ける」のは、キッチン伝票だけです。会計や領収書は担当分けと関係なく、チェックを付けた全部のプリンタから出ます。まずこの表で、自分が困っている伝票がどちらなのかを確かめてください。
| 伝票(〔伝票割当〕の名前) | どこから出るか | 覚えておくこと |
|---|---|---|
| キッチン | ステーションに紐づけたプリンタと、どのステーションにも紐づけていないプリンタ | 厨房の担当分けが効くのは、この伝票だけです |
| 取消 | チェックを付けた全部のプリンタ | 厨房への「これは取り消しです」の連絡。担当分けでは絞られず、全台に出ます |
| 返金 | チェックを付けた全部のプリンタ | お客さまへお渡しする返金の控え。上の「取消」とは別の伝票です |
| デシャップ / 呼出 / 声掛け | チェックを付けた全部のプリンタ | ステーションを紐づけても、出方は変わりません |
| 会計 / 領収書 / 仮伝 / 締め | チェックを付けた全部のプリンタ(画面から1台を選んで出したときは、その1台だけ) | レジ横の1台だけに付けるのがふつうです |
| お客様用注文確認 | チェックを付けた全部のプリンタ。ただし店舗の設定も要ります | プリンタ側のチェックだけでは出ません。下の「もうひとつのスイッチ」を読んでください |
キッチン
どこから出るか
ステーションに紐づけたプリンタと、どのステーションにも紐づけていないプリンタ
覚えておくこと
厨房の担当分けが効くのは、この伝票だけです
取消
どこから出るか
チェックを付けた全部のプリンタ
覚えておくこと
厨房への「これは取り消しです」の連絡。担当分けでは絞られず、全台に出ます
返金
どこから出るか
チェックを付けた全部のプリンタ
覚えておくこと
お客さまへお渡しする返金の控え。上の「取消」とは別の伝票です
デシャップ / 呼出 / 声掛け
どこから出るか
チェックを付けた全部のプリンタ
覚えておくこと
ステーションを紐づけても、出方は変わりません
会計 / 領収書 / 仮伝 / 締め
どこから出るか
チェックを付けた全部のプリンタ(画面から1台を選んで出したときは、その1台だけ)
覚えておくこと
レジ横の1台だけに付けるのがふつうです
お客様用注文確認
どこから出るか
チェックを付けた全部のプリンタ。ただし店舗の設定も要ります
覚えておくこと
プリンタ側のチェックだけでは出ません。下の「もうひとつのスイッチ」を読んでください
「締め」のチェックは1つで3種類の伝票を出します。締め伝票・レジ開け伝票・各種レポート伝票です。締めのチェックを外すと、レジ開けの伝票も出なくなります。
「取消」と「返金」は、別のものです。
名前が似ているので取り違えが起きます。取消は、注文を消したり数量を減らしたときに厨房へ送る連絡です。作るのをやめてもらうための紙なので、担当分けで絞らず、チェックを付けた全部のプリンタに出ます。返金は、お会計のあとにお金をお返ししたときにお客さまへお渡しする控えです。会計のプリンタに付けてください。
お客様用注文確認票だけ、スイッチが2つあります。
お客さまのスマホからの注文を受けたときにお渡しする「ご注文ありがとうございました」の紙です。これだけは、プリンタの〔伝票割当〕でチェックを付けても、それだけでは出ません。管理画面の〔店舗情報の編集〕の「印刷関連設定」にある「お客様用注文確認伝票を自動印刷」にもチェックが要ります。両方そろって初めて出ます。片方だけ入れて「出ない」と悩むことが多いので、必ず2つとも確かめてください。
キッチン伝票の振り分け(ここが本題)。
キッチン伝票だけは、ステーション(焼き場・揚げ場・バーなどの持ち場)で出し先を分けられます。ステーションとプリンタの結びつけは、管理画面の〔ステーション〕→ 各行の〔紐付け設定〕→「プリンタ」タブで行います。ここで、あなたのお店のプリンタは自動的に2種類に分かれます。
キッチン伝票を出すプリンタは、2種類ある
- 専用機(どこかのステーションに紐づけたプリンタ):そのステーションに振り分けられた商品の伝票だけが出ます。焼き場に紐づけたプリンタからは、焼き場の商品しか出ません
- 共通レーン機(どのステーションにも紐づけていないプリンタ):商品の振り分けに関係なく、キッチン伝票が全部出ます。ステーションを1つも紐づけていないプリンタは、自動的にこちら側になります
「キッチン伝票が全部のプリンタから出てしまう」といういちばん多い相談は、ほぼこれです。紐づけたつもりのプリンタが共通レーン機のままになっています。〔ステーション〕→〔紐付け設定〕→「プリンタ」タブで、そのプリンタにチェックが入っているか確かめてください。
- 振り分け-1ふだんの商品は、カテゴリで大きく分けるステーションの〔紐付け設定〕の「カテゴリ」タブで、その持ち場が作るカテゴリにチェックを入れます。焼き場に「焼物」、バーに「ドリンク」といった具合です。商品を1つずつ指定するより早く、あとから商品を足したときも自動でついてきます。まずここを埋めてください。操作管理画面→〔ステーション〕→各行の〔紐付け設定〕→「カテゴリ」タブ→〔保存〕
- 振り分け-2例外だけ、商品を名指しで指定する「焼物カテゴリだけど、これだけは板場で作る」のような例外は、同じ〔紐付け設定〕の「商品」タブでその商品にチェックを入れます。商品の指定はカテゴリの指定より強く、両方あるときは商品の指定が使われます。操作管理画面→〔ステーション〕→各行の〔紐付け設定〕→「商品」タブ→〔保存〕
- 振り分け-3商品を1つ指定すると、それまでの逃げ道がなくなるここが分かりにくいところです。どのステーションにも振り分けられていない商品は、共通レーン機から出ます。共通レーン機が1台も無いお店では、伝票が黙って消えないように「キッチンにチェックが付いた全部のプリンタへ出す」という救済が働いています。その商品に指定を1つ付けると、行き先が決まった商品になるので、この救済は使われません。以後その伝票は、指定したステーションのプリンタと共通レーン機にだけ出ます。困り方が「出すぎる」から「あの厨房から出なくなった」に変わるので、気づきにくいのです。複数の持ち場で知りたい商品は、それぞれのステーションでチェックを入れてください。
- 振り分け-41台を2つのステーションに紐づけると、2枚出ます焼き場と揚げ場の両方に同じプリンタを紐づけると、両方に振り分けられた商品の伝票は、そのプリンタから2枚出ます。故障でも設定ミスでもなく、「持ち場ごとに1枚ずつ」という決まりのとおりの動きです。2つの持ち場で1台を共有していて紙を1枚にしたいなら、どちらか片方の紐づけを外してください。共通レーン機は、同じ商品で2枚出ることはありません(商品ごとに1枚です)。
- 振り分け-5コース・飲み放題の伝票は、決まり方が別任意コースの名前そのものはカテゴリを持たないことがあり、上のカテゴリでの振り分けが効きません。飲み放題の「始まりました」の伝票をバーだけに出したい、といった設定は「コース・飲み放題を作る」のページに書いてあります。そちらを読んでください。
プリンタを止めるとき・外すとき。
修理に出す、置き場所を変える、といったときの扱いです。
- 停止-1一時的に止める(アクティブを外す)行の〔編集〕を開き、いちばん下の「アクティブ」のチェックを外して保存します。外したプリンタは印刷の対象から完全に外れます。〔伝票割当〕のチェックはそのまま残るので、戻すときはアクティブを入れ直すだけです。この状態ではテスト印刷もできず、「無効化されたプリンタはテスト印刷できません」と出ます。操作管理画面→〔プリンタ機材〕→行の〔編集〕→「アクティブ」のチェックを外す→〔保存〕
- 停止-2完全に外す(削除)任意行の〔削除〕を押します。印刷の履歴は残り、一覧から見えなくなるだけです。まだ出ていない印刷が残っているプリンタは削除できず、「未完了の印刷ジョブが N 件残っています」と出ます。用紙切れや通信エラーで溜まっている分があるということなので、印刷ジョブの画面で片付けてから、もう一度削除してください。操作管理画面→〔プリンタ機材〕→行の〔削除〕
困ったときの見方(症状から逆に辿る)
- このプリンタから1枚も出ない:〔伝票割当〕が「0/11」になっていないか、行の〔編集〕の「アクティブ」が外れていないかを、この順で見てください
- 出したくないプリンタからも出る:キッチン伝票なら、そのプリンタがどのステーションにも紐づいていない(=共通レーン機になっている)可能性が高いです。会計や取消などは、そもそも全台に出る伝票なので〔伝票割当〕のチェックを外してください
- 1台のプリンタから同じ伝票が2枚出る:そのプリンタを2つのステーションに紐づけていないかを見てください。会計伝票などが2枚のときは、そのプリンタを2回登録していないか(同じIPアドレスの行が2つないか)を確かめてください
- 設定は合っているのに紙が出てこない:振り分けではなく機材側の問題です。「印刷できない」のページで、電源・用紙・通信の順に見てください
どこを直したときも、最後に必ず注文を1本通して、狙ったプリンタから出ることを目で確かめてください。設定画面が正しく見えることと、紙が出ることは別です。